リフォームの設計図書について
リフォームをした場合に完成形はどのようになるのか示したものが設計図になります。
平面図、展開図、仕上げ表を含め設計内容を示す書類は設計図書と呼称されています。
大規模なリフォームにおいてこの設計図書作成は欠かすことができません。
平面図
代表的な平面図について解説します。
平面図は詳しく書かれた間取り図であり、リフォーム会社に見積もりを依頼した際にまず最初に大まかな平面図での提案がなされます。縮尺は1/100、平面詳細図は1/50で書かれることが一般的であり、間取りがどのように変わるのか知ることができ、各スペースの広さ等がわかります。
平面図を見るときは自分が希望していたことが取り入れられているかをチェックするようにします。
実際に自分が玄関から入ることを想像し、どのような生活になるかのイメージを働かせ、何か不都合なことはないか、閉塞感、圧迫感はないか等を確認します。
またよりリアルに近づけるために、ソファーやダイニングテーブル、家具やラック等を同じ縮尺で記入することでイメージが湧きやすくなります。
実際に記入して確認することで、ここにラックを置いたら危ない等の問題点もわかってきます。
展開図
平面図の重要性は上記のとおりですが、同じ様に重要なのが展開図になります。
平面図は上からの図面ですが、展開図は部屋の真ん中に立ち、四方向の壁をそれぞれ見た際に部屋の様子がどうなるかを図面にしたものになります。
実際にキッチンに立った時にどのように見えるか、寝室に入った時はどのような様子なのか等、部屋の真ん中から見て北、東、南、西の四方向が確認できるので、窓や収納の位置、高さ、出入り口となるドアの大きさ、天井までの高さのチェックが可能です。
仕上げ表
仕上げ表は平面図や展開図のような図面ではなく、天井や壁や床の仕上げの種類等が細かく書かれた一覧表になります。仕上げ表を見るときは自分の希望通りの材料が使われているかをチェックするようにします。