リフォーム工事費用の仕組みについて
リフォームの工事費用の内訳は、大きく分ければ「材料費」と「施工費」です。
材料費とは例えばキッチンやお風呂などの設備の費用や、フローリングの床材や壁のクロスなどの代金の事です。
施工費というのは言い換えれば人件費の事で、施工に関わる職人の費用になります。
材料のグレードで大きく変わる
システムキッチンをリフォームする場合、同じサイズの設備だったとしても、グレードによって30万円から200万円ほどの開きがあります。
例えばシステムキッチンの天板や、キャビネットの扉の素材、ビルトインコンロや換気扇の性能に加え、食器洗い乾燥機や浄水器などのオプション機能を付けるかどうかによって、費用は大きく違ってきます。
またフローリングの張り替えにしても、無垢材を使うのかそれとも合板が素材の複合フローリングなのか、またはクッションフロアにするのか等によって、施工費にはそれほどの違いはなくても材料費は、数倍もの差が出る事もあります。
同じようにドアの交換も、化粧シートなどを貼ったものに比べ、無垢で出来たものは費用がはるかに高額になります。
手間が掛かる分施工費は高くなる
施工費に違いが出るケースとしては、例えば壁を珪藻土や漆喰仕上げにする場合があります。
材料費もビニールクロスよりは多少高くはなりますが、それよりもクロスを貼るよりも大幅に手間がかかるため、施工費が高額になるのです。
また、システムバスやシステムキッチンを使わずに、浴室やキッチンを造作する場合にも、手間が掛かる分施工費は高くなります。
その他にも収納家具を新設する場合、大工さんが作れる範囲なのか、それとも家具工事になるのかによって、費用が異なって来ます。
家具工事になった方が、凝った作りになり掛かる費用は高くなります。
予算オーバーなら
このようにリフォーム費用は、どのグレードの材料を使用するかという面と、どれだけ手間が掛かる工事になるのかという施工費の面、その2つによって変動する事になります。
材料費と施工費それぞれの要素を考慮にいれてリフォーム計画をする必要があります。
思っていた予算よりオーバーしてしまいそうな時には、材料のグレードを落とすか、または施工の手間を減らすかを、再度検討しましょう。