玄関リフォームの考え方
玄関はお住いの顔と言っても過言ではありません。
リフォームを機会にセンスアップを図り、機能的な玄関を作りましょう。
土間との段差が気になる場合は、家に上がる部分に1段低い踏み台(式台)を設けるという手段があります。
また玄関を明るくしたいとお考えであれば、玄関ホールの奥の床に接したところに、小さな窓(地窓)を作るのもいいでしょう。
さらに飾り棚を作れば、華やかになります。
リフォームを機に、玄関に収納を増やす事も可能です。
土間に続いた部分に大きな収納を作ると、靴だけではなく傘・コート・バッグなど様々なものを収納する事ができて、大変便利です。
ポイント
玄関をリフォームする際には、将来の事も考えてバリアフリーの視点で見てみる事が必要になります。
(バリアフリー→バリアフリーリフォーム~玄関・浴室・トイレのリフォーム~)
また駐車スペースとの関係や、玄関ポーチと上がり框(かまち)の段差も考慮しましょう。
さらに玄関収納は十分にスペースがあるかをチェックする事も忘れないようにして下さい。
玄関の広さと寸法の目安
玄関の広さは1坪(1.8m×1.8m)程度が目安です。
玄関扉は大きな荷物を搬入する事を考慮に入れて、親子扉等の大きめなサイズにしておいた方がいいでしょう。
玄関の上がり框(かまち)は18cm以下の高さである事が基本です。高いと感じる場合は式台を設けるようにしましょう。
玄関リフォームに必要な設備・器具
玄関をリフォームする際には、将来手すりを設置するために必要な、壁の中の下地を設けておくと安心です。
またゆっくりと開閉する玄関扉も必要な設備と言えます。
電気錠や、寒冷地であれば、玄関を暖める壁パネルヒーター、また予備のコンセントもあると便利です。
玄関の仕上げ方法
玄関リフォームの仕上げ方法については、防滑性や耐湿性を考慮する事や、掃除やお手入れがしやすいという事を考えて選ぶといいでしょう。
お勧めの材料としては、次のようなものがあります。
- 床 … タイル・石
- 壁 … ビニールクロス・ペイント・珪藻土
玄関の照明器具
玄関は、暗い外から入ってくる事もあるので、明るすぎないようにしましょう。
全体照明の他に、足元灯やブラケットも併用するといいと思います。
また、玄関から廊下にかけては、2か所でオンオフができるように、3路スイッチを採用すると便利です。遅れ消灯なども取り入れると、さらに使い勝手が良くなります。
玄関リフォームの湿気や換気対策
玄関の履物収納は、湿気やカビ・臭いの原因となるため、内部空気が循環するように作ります。
将来的にどうしても気になった時のため、除湿器を設置できるスペースやコンセントを設けておくと安心です。
アイディア
- 玄関の近くに洗面台を設け、帰宅後すぐに手などを洗う事ができるようにする。
- 玄関の土間に靴を履くためのベンチを設置し、中は靴入れにする。
- 一般的に門扉にある郵便受けを玄関扉そばに設置し、外に出ないで済むようにする。