思い出深いものを残すリフォーム
たとえ大規模なリフォームだとしても、何から何まで全て壊して新しくしなければいけないなんてことはありません。
長年住んできた家なので、思い出が詰まっている物もあるかもしれません。
時間が経過すればするほど、いわゆる「味」が出てくる物もあるので、思い出深い物を壊してしまう事に対して心が痛い方もいるかと思われます。
構造自体を支えている柱や梁はいくら思い出深いからといって、劣化が激しければ残すことは厳しいですが、他の部分でしたら、残せる可能性は大いにあるので、残したい物がある場合はリフォーム会社に確認してみるといいでしょう。
残したい物がある場合の流れ
何を残したいかリフォーム会社に伝え、残せるかどうかの確認をしてもらったら、どのような感じで残すことができるのかをリフォーム会社に提案してもらいましょう。
築年数にもよりますが、例えば築20年から30年程度なら、建具や床材等は次のリフォームに十分に活かせる可能性はあります。
構造自体に関係がない建具等なら、さらに古かったとしても利用することができ、レトロな雰囲気の演出に一役買います。
構造材であったとしても、古民家風にしたいなら天井を剥がし、天井裏をむき出しにして、むき出しになった梁に塗装をすることで、より一層雰囲気は高まります。
再利用する際に気をつけること
たとえば、古い建具の再利用をする場合に、その建具が他と調和する空間を作り上げなくてはなりません。
まわりは新しいのにいきなり古くなったドア等の建具があると調和が取れません。
そうならないためには使用する素材に気を配る必要があります。
具体的には、自然素材(塗り壁や無垢材の床)を選ぶようにすれば、古い建具であっても、比較的馴染みやすく調和が取りやすいです。
古い物を再利用するということは、結果的に費用を抑えることができ、他の部分にお金をまわすことができます。
ドアやガラス戸等の古い建具、雰囲気のある和室等々、思い出深い物を残しつつ、コストダウンを図りながらのリフォームを考えてみてはいかがでしょうか。