ユーティリティのリフォームの考え方
ユーティリティというのは、もしかしたら聞きなじみがないかもしれませんが、ちょっとした家事などをするスペースの事です。
洗濯物をたたむ・アイロンがけをする・家計簿をつける、パソコン作業をする等、その使い道は人によって様々ですので、自分が求める用途によって位置や広さを考えてリフォームしましょう。
キッチンの近くに設置するというのが一般的かもしれませんが、もしスペースがないという場合には、廊下の一部に作るという事も考えられます。
バルコニーや室内の物干しに近い場所に作れば、洗濯物を取り入れてアイロンがけなどをするのに便利です。
その場合は、湿気や換気に注意して、換気扇を設置するなどする必要があります。
ポイント
スペースは小さくても、使い勝手のよい家事スペースがあるととても便利です。
場所はキッチンやダイニングの近くに作るのか、それとも独立したスペースにするのか考えましょう。
洗面脱衣室のリフォームをする際に併設する事もできます。
ユーティリティの広さ・寸法
広さはあまり意識しなくて大丈夫ですが、限られたスペースである事が多いため、収納やデスクなど利用の目的をはっきりさせてスッキリした空間にするようにしましょう。
ユーティリティの仕上げ
ユーティリティは、明るい雰囲気で清潔感のある仕上げにしましょう。
お勧めの材料には、次のようなものがあります。
- 床 … フローリング・ビニール床タイル・コルク
- 壁 … 一部タイル・シナベニヤ
ユーティリティに必要な設備
ユーティリティに必要な設備には、アイロンなどに使うコンセントや、洗濯機や乾燥機などの家電があります。
また洗濯物用の流し台や、電動のランドリーパイプ・天井換気暖房乾燥機・収納ボックスがあるとさらに便利でしょう。
ユーティリティの照明
ユーティリティでは全体照明が基本です。使い用途によって明るさを決めましょう。
明るさがコントロールできる照明であれば便利です。
また手元灯があると、細かい作業をする時などにとても役立つでしょう。
ユーティリティの湿気・換気対策
天気の良くない日などに、洗濯物を干すスペースにする事も考えると、換気対策は必要不可欠です。
湿気がたまりやすいので、天井換気暖房乾燥機があるととても便利です。
また窓を付けて、基本的には自然換気を行えるようにしておきましょう。
吸気口、排気口も設けておくといいでしょう。
アイディア
- 出窓の下を収納にする。
- 室内洗濯物干しスペース兼家事スペースとして活用する