MRM様(大阪府・30代)の体験談【リフォーム業者選びは慎重に行うべき】
体験談を投稿していただいた方の情報
お名前(ニックネーム):MRM
お住まい:大阪府
年齢:30代
リフォーム業者選びは慎重に行うべき
5年ほど前に、住宅街にある築8年の中古住宅を購入しました。
最近になり、ご近所の方がちらほらと外壁塗装の工事を始められる方が増えてきたので、そろそろうちも…と思っていた矢先に、営業の方が来られました。
いくつかの業者の方が来られていましたが、今回来られた方が一番話しやすく、テレビCMでも流れている信頼できる会社だってので、今回の業者に見積もりをお願いすることになりました。
主人も説明を聞きたいとのことだったので、20時頃に再度、訪ねて来られました。
説明を聞くと、他の業者よりも少し高めの値段設定でしたが、塗料が他にないデザインのものであることと、外装工事も対応している業者でしたので契約することとなりました。
外壁塗装、ウッドデッキ塗装、外装工事として、家の周りの敷地に防草シートを敷いて砂利を敷き詰めてもらい、駐車場の一部にコンクリートを流し込んでもらうといった内容でした。
全てローンを組んでお支払いすることとなりました。
この時点で23時を回っていたのですが、業者の方から外壁の色を決めてほしいと言われました。「え!今?」と主人と驚き、ずっと住む家のことなので、ゆっくり決めさせてほしい旨を伝え、今回は一旦帰っていただき、後日来てもらうようになりました。
その際には、小さな塗装見本だけでなく、実際に塗装した住宅の雰囲気がわかるような写真を見せてほしいとお願いしました。
しかし、後日来られた際には、何も持って来られず、塗装見本のみで決めてほしいと言われました。私も主人も真っ白な家が良かったので、その旨を伝えると、白地に小さな黒の粒が混ざっている塗料を勧められました。
「近くで見ると黒の粒がわかりますが、少し離れると真っ白に見えますよ」とのこと。
素人の私たちにはそれを信じるしかなかったので、そのとおりの塗料を指定しました。「外装工事の見積もりについては後日連絡します」とのことでしたが、翌朝、家の裏から男の人の話し声が聞こえ、怖くてそっと二階から覗くと家の敷地内に男の人が2人入って作業していました。
怖くなり主人に電話すると、すぐに業者の人へ連絡してくれました。結果、連絡をせずに勝手に敷地内に入り作業した。とのことでした。
これについては謝罪してもらったので解決しました。
実際に工事が始まると、職人さんが2人来られました。雨が続いたせいもあったのか1ヶ月ほどかかり完成しましたが、遠くから見ても黒の粒ははっきりわかるし、見本で見たものとは全然違う雰囲気のものに仕上がりました。
ショックを受けて業者へ連絡しましたが、「重ね塗りをしたから黒の粒の割合が増えた。」とのこと。
だからあれほど実際の塗装後の写真を見せてほしいとお願いしたのに…。重ね塗りするとこは想定されてなかったのかと尋ねると、想定はしていた。とのことでした。
真っ白な家に住めると思っていたのに…どうにかならないか、と聞くと、迷惑料3万円支払います。という返事でした。
100万円以上かけて外壁塗装をしたのに。と思いましたが、あきらめました。
ウッドデッキ塗装についても、綺麗に洗ったりヤスリで滑らかにする作業もなく、今、塗装が剥がれかけてる部分や既に剥がれている箇所もお構いなしに上からベタッと塗ったようで、きれいな仕上がりとはいえません。
すぐに剥がれてしまいそうです。
外装工事もすごく不安になりました。外装工事が始まると、まず防草シートを引くため、ウッドデッキを移動させる作業をしていました。
移動させたウッドデッキを見ると、破損している…。こちらが気づかないと言わないつもりだったのかと怒りがこみ上げました。
そして注文していたフェンスが届きましたが、黒を注文したのに届いたのは白いフェンス…。どうしてくれるのかと聞くと、黒く塗ります。とのことで、職人さんが2人がかりで黒くぬっていました。
全てにおいて気持ちよく進まないので、今回の業者を選んだことにとても後悔していました。
そして、駐車場の一部にコンクリートを流しこむ作業。これは時間がかかるかなーと思っていると、ものの2~3時間で終わったようでした。
仕上がりを見ると…もう酷い…素人の私たちがやってももっときれいに仕上がるほどです。
これには私も主人もついに怒りの限界に達しました。業者の方を呼び、今すぐ見に来てほしいと伝えました。
見に来た担当者はあれやこれやと言い訳を言っていました。こういう素材なんです…とか。では、なぜこんな仕上がりになってしまう素材を選んだのかを聞くとだんまり…。
おまけに契約時の担当者は辞めたので違う人が来るという…。かなりしぶっていましたが、やり直してもらうことになりました。
本当は全てやり直して欲しかったですが、汚い部分のみやりなおすとのことでした。
後日、やり直しが終わり、見てみると…前よりも酷くなっていました。それだけではなく、今回はあちこちにコンクリートをこぼしていようで、駐車場のあちこちが汚れてました。
また、元の地面など削らなくていい部分を削り、傷をつけていたりもしていました。
あまりにも酷い有様に、知り合いの業者を呼んで、見てもらうことにしました。「これはひどすぎる」「なぜこんな風になるのかわからない」と知り合いの業者も言っていました。
結果としては、知り合いの業者にやり直してもらい、元の業者に請求するという形になりました。
溢れたコンクリートなどに関しても、元の業者の方では掃除しきれないとのことだったので、専門の業者さんに来てもらうことになりました。
新しい業者のおかげで、駐車場はきれいになりましたが、元業者の人がコンクリートを削る際に傷つけてしまった部分などはそのままです。
いくらテレビCMで有名だからという理由で業者を選ぶのは、間違いだったと思いました。業者の人と職人さんとの連絡がうまくいっていないことと、業者の人から職人さんにあれこれ注文できないような雰囲気の会社でした。
今後、家のことに関して業者選びをする際は、実際の工事後の見本や、口コミなどもチェックするべきで、色々な業者を比較することが大切であるということを学びました。
高くつきましたがいい勉強にはなったと思います。
ここまでがMRM様にお寄せいただきました体験談です。
MINDOLスタッフのコメント
MRM様、この度は貴重な体験談をお寄せいただきましてありがとうございます。
今回の体験談は、業者選びの失敗が引き起こした事例と言えると思います。
複数業者の相見積もりをして、業者を決めたという流れは間違いがなかったのですが、ご主人様と業者が初めてお会いになって業者から説明を聞いたその日に契約をしてしまったのが失敗の最大の原因だったと考えられます。
テレビCMを流している有名な業者だからといって、その全てが優良業者ではありません。
おそらく業者の営業マンは急いで契約を進めようとしたのでしょう。
やはり最終的に業者を決める前には、MRM様が望んでおられました『実際に塗装した住宅の雰囲気がわかるような写真』を実際に見たり、やり取りの中で業者の対応を冷静に見ることで、多少なりとも業者の良し悪しを判断できる材料になります。
インターネットの信頼できる口コミ情報を参考にすることもおすすめです。
リフォーム工事は高額ですし、その後に長く住むお家のことですから、『ここの業者にしようかな』と考え始めたら、急がずに決めることが重要です。
色々な理由や値引きをチラつかせて契約を急がせる業者には何かしらの理由がある筈です。
この記事をお読みの方も決して急がずにリフォーム業者を選ぶようにしてください。